【クラミジア(くらみじあ)】とは、ラテン語で「クラミジア・トラコマティス」という微生物が起こす性病。
性交やオーラルセックス(フェラチオなど)で感染し、1～3週間の潜伏期間を経て発病する。
症状としては、男性は尿道炎になり、淋病よりも薄くて白い水っぽいウミが尿道から出る。排尿時の痛みや尿道に痒みを伴う。女性は子宮頚管炎によるおりものや下腹部痛を起こす。しかし、症状のでない人も多いので、パートナーも一緒に治療を受けたほうがいい。
なぜなら、放置したら、女性は子宮内膜炎、卵管炎、卵巣炎子宮周囲炎、骨盤腹膜炎になり、男女とも不妊の、また女性では異常妊娠の原因になるからだ。妊婦がかかっていると、新生児が結膜炎や無熱性肺炎を起こす。治りやすいがその反面、再発もしやすい。人間だけに感染するものと鳥類哺乳類に感染するものがある。後者はオウム病が有名。0.2～1.5ミクロンの球菌状。